今年の桜は夜間の低温が影響してか、例年よりも長く楽しめたように思います。
満開の頃に入学式を迎えることができ、
新入生にとっては一生の思い出になったのではないでしょうか。
さくら通りもここにきて桜吹雪の時期に突入しました。
今日は散らしの雨になる予報、そろそろ見納めの時が来たようです。
4月の壁画は川辺を彩る夜桜です。
まず下地を貼るところから始めました。
あとはひたすら花を作ります。
壁画の制作現場を見ていていつも感じるのは、
ひとつの事をし続けるみなさんの根気の良さと持続力です。
頭が下がります!
花形に切った折り紙に
立体的な折り筋を付ける作業が思いのほか大変だったのですが、
苦労の甲斐あって見事な桜が開花しました!
風情豊かに夜桜見物をしている人も。
川沿いに桜並木が多いのは、その昔の災害対策だったそうです。
江戸時代は大雨で川が氾濫することが多く、
それを防ぐために横に根が張る桜を土手に植え、
花見客に地面を踏み固めてもらう狙いがあったとか。
さくら通りも元は茨木川で、雨が降ると決壊することがあったと、
古くから近くにお住いの利用者様に教えていただいたことがあります。
現在の美しい桜たちが当時の人々を守っていたことに
今更ながら感無量です。