11月は比較的暖かい日と、
木枯らしに身を震わせる日が混在する月です。
気が付くと、すぐそこに12月が迫っている俊足の月でもあります。
そしてもうひとつ、山や野が美しく染まる紅葉の月でもあります。

11月の壁画制作はひたすらのテープ貼りから始まりました。
背景を藍色一色にするため、
大きなカラー模造紙一面に丸めたマスキングテープを貼っていきます。


気が遠くなりそうな大きさです…

並行してもみじを作ります。
絵具で染めたキッチンペーパーをもみじの形に切っていくのです。
折り紙とは異なる質感と微妙な色合いの変化が、
落ち着いた景観を演出してくれると信じて。



そのもみじも壁に貼らなきゃなりません。
テープ付けがここでも始まります。

丸窓の格子はいつもの新聞ちぎり貼りで。

完成しました!

今回はシンプルに晩秋の静けさを表現しました。
もみじの風合いもいい感じ。
アクセントの千代紙が葉に動きをつけてくれています。

桜前線があるように、紅葉にも前線があります。
桜とは逆に、北から南へ、山から平野へと移動するのです。
近畿では現在山々が見頃、
市街地でも紅葉が始まっているとのことです。
近所のお寺や公園が見頃を迎えるのは今月の終わり頃になりそうですね。